北島と南島で分かれているニュージーランド。
実は前編でご紹介した南島は北島に比べて都会的な街並みが少ない島になります。
そのため南島は見所が限られているのが事実で、観光するとやはりガイドブックなどでよく目にする場所がおすすめスポットとなってしまいます。
しかし北島は都会的な街並みと自然豊かな場所の両方を兼ね備えているので、個人的には実は北島の方が見所という点では南島よりも豊富なのではないかと思います。
そのため今回は、おそらくツアーでは行かないであろうと思うおすすめスポットをご紹介していきたいと思います。
ケープ・レインガ (レインガ岬)
このケープ・レインガはニュージーランドの最北端にあり、さらにその最先端には灯台があるのですが、その道のりは辺り一面さえぎるものがない広大な海を見渡せる絶景が広がっています。
そしてその灯台からは南米のチリまで続いている太平洋と、オーストラリアとの間にあるタスマン海がぶつかり合う様子が見れ、まさに大自然を堪能できる観光スポットとなっています。
このケープ・レインガへ行くにはニュージーランドの玄関口でもあるオークランドから6時間ほどかかるため、「パイヒア」 という町で1泊することをおすすめします。
このパイヒアは端から端まで歩いて15分ほどの小さい町ですが、海がとても綺麗なためニュージーランドの中でも有数のリゾート地として毎年多くの人がバカンスに訪れます。
またリゾートならではのシーフードレストランも多く集まっているので、新鮮な海鮮料理も食べれるのが魅力でもあります。
そんな大自然を堪能できるケープ・レインガ岬に1度訪れてみてはいかがでしょうか。
タウランガ
ニュージーランドといえばアクティビティが有名でまさにアウトドアな国なのですが、このタウランガは美しいビーチが広がっているため1年を通してサーファーなど観光客で賑わっており、他にもクルージングやダイビング、ドルフィンウォッチングなどマリンスポーツを楽しめる街となっています。
それだけでなく、この街のシンボルともいえる 「マウント・マウンガヌイ」 は山の麓を1周するハイキングも楽しめます。
標高232メートルという山頂まで約40分とそこまで高くないのですが、山頂から見渡す景色がとても美しく気軽にも登れるので、山も海も堪能できるタウランガをおすすめの街としてご紹介しました。
ニュージーランドのグルメ
自然の宝庫として知られるニュージーランドは絶景を堪能できる場所がいくつもあるのですが、自然豊かだからこそ味わえるグルメも数多く存在します。
後編ではそんなニュージーランドのグルメをいくつかご紹介したいと思います。
フィッシュアンドチップス
白身魚のフライにポテトフライを添えた 「フィッシュ&チップス」 はイギリス発祥の料理ですが、今はイギリスのみならず世界各国で愛される料理となっています。
特にニュージーランドでは海の幸が豊富なことから、どの街に行っても必ず1店舗はあるほど日常的に食されています。
もちろん沿岸近くの街であるほど魚も美味しいのですが、都会でも沿岸近くの街に劣らないほど美味しく、お値段も約3ドル (約250円) と手頃なことからニュージーランドではポピュラーなグルメとして市民に愛されています。
アイス大国、ニュージーランドの 「ホーキーポーキー」
人の数よりも羊が多いといわれているニュージーランドは酪農王国でもあり、牛乳・乳製品の95パーセントを輸出していることで、主要な乳製品輸出国となっています。
そんなニュージーランドの乳製品はとても美味しく、牛乳もまるで生クリームのように濃厚で、特にアイスは食後に食べるのが一般的と言われているほどアイス大国でもあるのです。
その中でも特に国民的アイスとして人気なのが 「ホーキーポーキー」 です。
このホーキーポーキーとは、さとうきびエキスで作られたゴールデンシロップがキャラメル風味となっており、そのキャラメル風味のアイスにキャラメル粒を混ぜ込んだアイスのことを言います。
先程のフィッシュ&チップスと同様、どの街に訪れてもアイスクリームショップが立ち並び、スーパーでは2リットルのアイスが約5ドル (約400円) と安いことから小さいサイズを買うよりもお得となっています。
ニュージーランドのカフェ
実はニュージーランドはバリスタ留学もあるほどカフェ文化が発達している国なのです。
そのため日本で最も有名なスターバックスといったチェーン店はニュージーランドでは少なく、個人経営のカフェが多数占めており店舗によって味の違いや雰囲気を楽しめるのが特徴です。
コーヒーの種類はラテやカプチーノといった日本でもよく飲まれるものもあるのですが、ニュージーランドでは 「フラットホワイト」 というコーヒーが主流となっています。
このフラットホワイトとはラテと同じようにエスプレッソとスチームミルクを注いだものなのですが、ラテよりもミルクが少ないため濃い味となっています。
そのためコーヒーの味をしっかり感じられつつミルクの甘さもほんのりと香るので、ニュージーランドへ訪れたらぜひカフェに立ち寄って現地の味を感じてみてはいかがでしょうか。
「ヨーロッパ」と「ハワイ」2つをあわせ持つニュージーランドの魅力-後編-のまとめ
後編では北島のおすすめスポットとグルメをご紹介してきましたが、南島と同様北島へ訪れる際もベストシーズンは春から夏 (9月~2月頃) だと思います。
その理由として、北島は都会も多いためショッピングや博物館など室内を楽しむなら航空券が安くなる冬に訪れるのも1つの方法かもしれませんが、やはりニュージーランドはアクティビティの国であるため自然を満喫することが1番楽しめるのではないかと思います。
しかし私はニュージーランドの風景に惚れ込み四季を全部見たいという想いから1年間暮らしたので、秋にしか見れない黄金色に染まった風景や真っ白に染まった冬の雪景色、同じ場所でも季節によって異なる色を見せてくれる風景など、どの時期に訪れても魅力的だと感じました。
そんな私にとって “第2のふるさと” であるニュージーランドの魅力を前編、後編を通して紹介させていただきました。
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