毎月10日20日30日に更新中「わたしのふるさと」

やっぱり下松が好きっちゃ!山口はええとこやけぜひ来んさい!

やっぱり下松が好きっちゃ!山口はええとこやけぜひ来んさい!

私は山口県の瀬戸内海沿いに位置する小さな田舎町、山口県下松市(くだまつし)で生まれ育ちました。自然豊かであたたかい雰囲気のこの街は、2021年には住みよさランキング10位※1にもランクインした、私の自慢のふるさとです。

大学進学を機に引っ越して3年半ほど経ちますが、帰省するたびにあたたかく迎えてくれる下松市が、私は本当に大好きです。

大好きな地元の魅力をみなさんにもぜひご紹介させてください。
※1東洋経済が毎年発表している住みよさランキングで2021年に全国10位


山口県下松市(くだまつし)の風景

星降るまち、下松

「星降るまち」これは下松市のキャッチコピーです。

これは私たちの街に残っている「星が降った」という伝説に由来しています。

まずは私たちの街のアイデンティティの1つでもある「星降り伝説」についてご紹介します。

星降り伝説

星が降ってきたのは、西暦595年、推古天皇が日本を統治していたころのことだとされています。

松の木に降ってきたその星は7日7晩輝き続け、そして「3年後に異国の太子がやってくる」というお告げを残したそうです。

そしてその3年後、百済からの皇子が本当にこの町にやってきました。

この皇子は、大内氏の祖先と考えられており、下松市だけでなく山口県、日本の発展に大きく寄与した人物です。

「星が降った松」が「くだりまつ」となり、現在の「下松(くだまつ)」という地名になったとされています。

鼎の松

「星が降った」という伝説が残っているのが「鼎の松(かなえのまつ)」という名前の松です。

実はこの松は今でも受け継がれていて、5代目の松は今も元気にその枝を広げています。

下松駅から歩いてすぐの公園に生えていて、いつでもだれでも無料で見られますよ。


スポット名鼎の松
住所〒744-0012 山口県下松市北斗町11

WEBhttps://www.city.kudamatsu.lg.jp/
※2024年7月時点の情報です。

星のまち

この星が降った伝説は今でも私たちのアイデンティティです。そのため、現在でも街中のいたるところで星をモチーフとしたものに出会うことができます。

それを代表するのが「星の塔」です。


星の塔

トップに大きな星のモニュメントを冠しており。下松市を上から見下ろせる位置に立っています。昼も夜も綺麗な景色が見られますので、ぜひ一度行ってみてくださいね。

また、下松市では他にも星をモチーフにしたものが街中にあふれていますので、探してみてくださいね。星のマークがついている街灯が一番見つけやすいと思いますよ。


スポット名星の塔
住所〒744-0011 山口県下松市旗岡1-9-2

営業時間24時間
定休日なし
電話番号0833-45-1841
※お電話番号はお間違えないようお願い致します。
WEBhttps://kudamatsu-kanko.jp/
※2024年7月時点の情報です。

狐の嫁入り行列が街を練り歩く!?「稲穂祭」

次にご紹介したいのが、下松の「奇祭」ともいわれる祭り「稲穂祭」です。

このお祭りが行われる11月3日は、下松市民にとってもっともワクワクする日と言っても過言ではありません。

私も子供の頃はお小遣いを握りしめて、毎年神社に向かっていました。

狐の嫁入り

「稲穂祭」は別名、「狐の嫁入り」ともよばれているお祭りです。

その名の通り、狐のお面を付けた人たちによって再現された「狐の嫁入り」の大名行列が街を練り歩きます。


「稲穂祭」は別名、「狐の嫁入り」の様子

この大名行列で新郎新婦を務める2人は、この地域で生まれ育った新婚さんなんだそうです。しかも、誰が新郎新婦を担当されているのかは、住職と髪結いさんしか知らず、地域の人もスタッフにも秘密にされています。

不思議なお祭りですよね。

新郎新婦に選ばれた人は、良縁にも恵まれる、ともされていますよ。

狐の嫁入り伝説

稲穂祭が始まったきっかけにも、古い言い伝えがあります。

江戸時代、お寺の和尚さんは大切な数珠をなくしてしまい、困っていました。

そんなある日、夫婦のきつねが枕元に立って「私たちを人間と同じように弔ってほしい、そうすれば数珠を見つけるし、村人を守る」と言って消えたそうです。

翌朝、和尚さんが目を覚ますと枕元には数珠が置いてありました。

これに感謝した和尚さんは、狐の遺体を丁寧に弔ったそうです。

その後から現在に至るまで、私たちのことを見守り続けてくれている狐への感謝のために、私たちは毎年大名行列をささげているのです。

牛骨ベースのご当地ラーメン!「下松ラーメン」

次にご紹介するのは、下松市民のソウルフード「下松ラーメン」とも呼ばれる牛骨醤油ラーメンです。

みなさまから見たら珍しいかもしれませんが、私たちにとっては牛骨こそが普通のラーメンです。

幼い頃からそんな環境で育ってきた私は、全国的には豚骨や鶏ガラが圧倒的にメジャーだという事実は今でもほんのり疑っています(笑)

私はその実感はありませんが、あまりお目にかかれない珍しいラーメンみたいなので、ぜひ一度食べに来てください!

牛骨ラーメンの特徴

牛骨ラーメンは、あっさりとした味わいが特徴です。

でも、そのあっさりとした風味の奥にはたしかな甘味とコクも感じられる、とても味わい深いラーメンです。

食べてみないことにはよくわからないと思うので、実際に食べてみて牛骨独特の風味を感じてください!

ちなみに、ラーメンと一緒にいなり寿司を頼むのが下松流ですよ。

北斗亭

はじめて牛骨ラーメンを食べる人にも、マニアにもお勧めできるラーメン屋、それが北斗亭です。

ここは、ピーク時には行列もできる、地元民で名前を知らない人はいない名店です。

アツアツのスープと、甘味あるあっさりとした口当たりのスープがたまりません。


北斗亭のラーメン

メニュー表には「中華そば」しかないため、不安になってしまうかもしれませんが、その中華そばこそ牛骨ラーメンです。

さっぱりしていてあっという間になくなってしまうので、いつもよりもちょっと大きめのサイズを頼んでも大丈夫だと思いますよ。


店名北斗亭
住所〒744-0012 山口県下松市北斗町12-19

営業時間10:00~20:00
定休日火曜日
電話番号0833‐41‐1947
※お電話番号はお間違えないようお願い致します。
※2024年7月時点の情報です。

瀬戸内海の絶景を望む露天風呂!「国民宿舎 大城」

国民宿舎 大城の風景

日々の疲れをいやしたいときに訪れてほしいのが「国民宿舎 大城」です。

全室オーシャンビューのホテル、瀬戸内海の絶景を楽しめる露天風呂、名物である「笠戸ひらめ」をはじめとする海の幸や旬の食材で作られる豪華な食事など、日々の疲れをいやすのにぴったりの場所です。

露天風呂

大城の一番の目玉は、水平線まで視界いっぱい瀬戸内海を見渡せる露天風呂です。

心地よい海風と、温かい温泉に身も心もあらわれたような気持ちになります。

夕方の、海に沈んでいく夕日と真っ赤に染まる空もおすすめですよ。

ちなみに、
泉質は、ナトリウム、カルシウム、塩化物冷鉱泉
効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、くじき、冷え性、病後回復、疲労回復、きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、その他があるとのことです!

ロビー

ここには、700系新幹線のグリーン車の座席が置かれていて、新幹線の座席にゆっくり座りながら海を眺める、というなんとも不思議な時間を過ごすことができます。

実は、下松市には国内最大級の電車の車両の製造工場があり、新幹線の街としても有名なんです。

そんな下松市が詰まったロビーで、日々の疲れを癒しながらゆっくりと過ごしませんか?


スポット名星の塔
住所〒744-0001 山口県下松市笠戸島14-1

アクセス新幹線+在来線で1時間、大阪から2時間半
電話番号0833-52-0138
※お電話番号はお間違えないようお願い致します。
WEBhttps://www.oojou.jp
instagram@oojou_kasadojima
YouTube国民宿舎大城
※2024年7月時点の情報です。

山口県下松市のまとめ

今回は私の地元、山口県下松市を紹介しました。

いかがだったでしょうか?

派手な観光地はありませんが、穏やかに時の流れる私の大好きな街です。

日々の生活の疲れを、癒しに来てみませんか?

この記事を書いた人

川原千愛
川原千愛ライター
下松市で生まれ育ち、現在は県外の大学に通っています。地元に戻って就職するのを夢に、勉学に励んでいます。