歴史とロックの町！岡山県「津山市」へ来てみんちゃい！

岡山県津山市はまわりをぐるりと中国山地に囲まれた自然豊かな城下町です。M-1グランプリ2022の王者「ウエストランド」のお2人の出身地として話題になりました。

私は現在都内に住んでいますが、年に数回は故郷津山へ帰省します。そんな私が今回は津山市の定番観光地からパワースポットやインスタ映えスポットなどをご紹介します！

岡山県津山市の魅力！雄大な石垣と桜を楽しめる「鶴山公園」

「鶴山公園」は、織田信長と共に本能寺で討死した森蘭丸の弟、森忠政が13年の歳月をかけて1616年に築城した”津山城“を中心とした公園です。天守などの建造物は明治時代の廃城令とともに取り壊されたものの壮大な石垣が残り、姫路城と並ぶ日本3大平山城のひとつにも数えられ「日本100名城」にも認定されています。

明治時代に植えられた約1,000本の桜がぐるりと城郭を取り囲む景色は圧巻で、岡山県内で唯一「日本さくらの名所100選」に選ばれています。

2005年に築城400年を記念して備中櫓(びっちゅうやぐら)が復元されました。中を自由に見学することができます。津山の町をぐるり360度見渡せる天守台からの景色も必見です！

岡山県津山市の魅力！つやま自然のふしぎ館

鶴山公園の入り口に位置するこちらの博物館「つやま自然のふしぎ館」。中にはワシントン条約前に買い集めたという、めずらしいはく製を中心に昆虫・鉱物・化石などがずらりと並び、「動かない動物園」として子どもたちに親しまれています。

門をくぐって建物に足を踏み入れると、昭和の雰囲気が漂う薄暗い室内。開館から1年で亡くなった設立者でもある森本慶三氏の遺言により、ホルマリン漬けされたご本人の内臓などが展示されています。

私は小さい頃に初めて訪れてちょっとしたトラウマレベルに怖かった記憶があります。しかし現在は夏に「ナイトミュージアム」として、自身の持つ懐中電灯だけを頼りに館内をまわるイベントが大人気だとか…！

館内は窓が無く、迷路のように部屋が続きます。

イチオシはこちらの「極地と南米の動物」の部屋。やる気満々のホッキョクグマに対し、ゾウアザラシの表情がやる気なさすぎ…！見どころが多すぎて情報過多になること間違いなしです。

岡山県津山市の魅力！サムハラ神社 奥の宮

お守りの指輪が大人気の大阪市西区立売堀にある「サムハラ神社」の”奥の宮“です。サムハラは御祭神である「天之御中主大神(あめのみなかぬしのかみ)、高皇産霊大神(たかみむずびのかみ)、神皇産霊大神(かみむすびのかみ)」の総称。「神様に呼ばれた人しかたどり着けないパワースポット」と言われるのも納得の山の中です。

車の離合が困難な箇所もあるので、運転に慣れていない方は要注意！一番上の駐車場から5分ほど山道を歩くと鳥居と小さなお宮があります。

サムハラ神社の拝礼は”6礼8拍手“だそう。ご覧の通り小さなお宮なので、社務所はありません。御朱印やお守りなどは大阪のサムハラ神社でいただくことができます。私は1度だけお世話をされているという方と偶然この場でお会いして、お守りをいただくことができました。こんなラッキーもあるかも？

お参りが終わったら、大阪へ移される前にお宮があったという”もう一つのパワースポット“へ。金刀比羅神社の境内を抜け、展望台へ上る途中に細い山道があります。

そちらを歩いて下っていくと不思議な石の建つ広場へ。崖崩れ前にもともとお宮があった場所で、この石のあるあたりは「感じる人」にはビシビシくるそうです！

せっかくなので展望台へも。眼下に加茂の町並みを一望できる心地いい場所です。ゆっくり深呼吸してパワーチャージしてくださいね。

岡山県津山市の魅力！JR因美線 美作滝尾駅

津山市から鳥取県へ至るJR因美線。昭和3年に建てられた「美作滝尾駅」の木造駅舎は、登録有形文化財にも指定されています。映画「男はつらいよ」シリーズ最終作のロケ地として映画マニアにも人気だとか！なんとこちらの駅舎は今でも現役で使われています。津山市内からサムハラ神社へ行く途中にあるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

駅舎内もホームもノスタルジックな雰囲気。乃木坂46秋元真夏さんの卒業記念MVのロケでも使われました。

岡山県津山市の魅力！旬菓匠くらや

津山市出身の有名人と言えばロックバンドB’zの稲葉浩志さん。JR津山駅を出ると素敵な看板がお出迎えしてくれます！

ご紹介する津山の老舗和菓子屋「旬菓匠くらや」の社長は稲葉浩志さんのお兄さんなのです。くらやさんには「178」と焼き印の押されたどら焼きも用意されて、ファンに大人気とのこと！「わっふる」や「生どら」「いちま」などのお菓子が地元でも人気です。

イチオシは店内の茶寮でいただける「抹茶パフェ」優しい甘さの小豆と、苦みの効いた抹茶アイスの組み合わせでまさに大人が楽しむパフェです。一番上には「松乃露」という和菓子が乗っています。

岡山県津山市の魅力！城東町並み保存地区

鶴山公園から東に向かって伸びる「旧出雲街道」に面し江戸時代の町家が軒を連ねる重要伝統的建造物群保存地区。なまこ壁、出格子など歴史的な風情を楽しむことができます。鶴山公園の下にある観光センターからレンタサイクルなどで散策するのがおすすめです。

津山洋楽資料館

津山は江戸時代に洋学者がたくさん出た町でもあり、「洋学資料館」があります。宇田川榕菴(うだがわようあん)は現在私たちが使っている化学用語を造語したことで有名です。例えば「酸素・水素・元素・金属・酸化・温度・沸騰・成分」などなど数え切れず！ちなみに養父の宇田川玄真(うだがわげんしん)は「膵」「腺」という漢字を造字したのだとか。クリエイティブすぎる親子です！

箕作阮甫(みつくりげんぽ)はご本人の偉功もさることながら、お孫さんは「ミツクリザメ」「ミツクリエナガチョウチンアンコウ」などの名前の由来となった動物学者の箕作佳吉、佳吉のお兄さんは数学者の菊池大麓です。勤勉さはDNA！？

洋学資料館では、江戸時代から明治頃の洋学関連の資料を見る事ができます。教科書で見た「解体新書」の原本も展示されていますよ！

岡山県津山市の魅力的なお店！津山城東とうふ茶屋 早瀬豆富店(はやせとうふてん)

古い町屋をリノベーションしたレストラン「早瀬豆富店(はやせとうふてん)」。お豆腐や豆乳を使った体に優しく美味しい「ありが豆腐御膳」が大人気！店内ではお土産でお豆腐やスイーツを買うこともできます。B’zのファンという社長さんの作る「ウルトラトーフ(SOY!)」は濃厚で美味しいです。

岡山県津山市の魅力スポット！観光案内のナレーションは大塚芳忠さん！

今回ご紹介した「つやま自然のふしぎ館」「津山洋楽資料館」含め、市内の観光地では音声案内を津山市出身の声優、「鬼滅の刃」鱗滝左近次役などで有名な「大塚芳忠(おおつかほうちゅう)」さんのナレーションで聞くことができます。こちらも必聴です！

京阪神からは中国自動車道を使えば車での日帰りも可能。都内からは岡山空港からレンタカーが便利です。桜の季節は特におすすめ！ぜひ私のふるさと津山市に遊びに来てください。

この記事を書いた人

まゆこライター

都内在住のフリーライター。夫と中学生の息子の3人暮らし。顎関節症を患ってもハード系のパンを食べることがやめられないパン好き。趣味は建築旅、パワースポット巡り、文房具。

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