私は熊本生まれの熊本育ち、大学だけ福岡ですが現在はまた熊本にいます。
小学校・中学校・高校時代ももちろん熊本で過ごしてきて、特に小学校&中学校時代を過ごした日奈久温泉(ひなぐおんせん)は「ここは山もよし海もよし」(有名な俳人・種田山頭火の言葉で、こうした山頭火の言葉たちが日奈久を散策しているといろんなところに飾ってあります!)という山頭火の言葉のようにまさに「山もよし海もよし」でそしてなんと言っても「人もよし」!
長年日奈久で暮らしてきた私が言うので間違いないです!
「ひなぐよいとこ、ほんによいとこ、お湯のま~ち~」という日奈久音頭のように、ゆったりのびのびと生きられるのです。
伝統の町、日奈久温泉の魅力
高齢者が多い田舎の町で、1学年1クラスしかない小さな小学校・中学校だったため、大きな学校に行った時にそれをバカにされた経験もあるのですが、逆に日奈久の良さを知らない人はもったいない!!と思うくらいです。
日奈久に来たらかならず行ってほしい「金波楼」
「日奈久温泉(ひなぐおんせん)」を観光地として紹介するなら、国の「登録有形文化財」に認定されている「金波楼」という温泉旅館には是非行ってみてほしいですし、「金波楼」以外にも名物の温泉をゆっくり楽しめるお宿がいろいろあるので、是非泊まりがけで日奈久の魅力を存分に堪能してほしいです。
スポット名 | 日奈久温泉 金波楼 |
住所 | 〒869-5134 熊本県八代市日奈久上西町336-3 |
電話番号 | 0965-38-0611 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | http://www.kinparo.jp |
金波楼 |
手土産は、伝統工芸の「桑原竹細工」
また、おみやげを買う際にも、自分用として思い出の品を買いたい時にも、「桑原竹細工店」の伝統工芸品は是非見てほしいです。
遠くからここの伝統工芸のために来られる方もいるようなので、日奈久で暮らしていた自分としても非常に嬉しいです。
日奈久の竹細工のおはしやしゃもじなどはデジタル技術が発達しているこの現代を生きるなかで、どこかホッとさせてくれたり、懐かしさと温かさを感じさせてくれたりすると思います。忙しい人ほど、是非家ではこうしたものに触れてほしいです。
スポット名 | 桑原竹細工 |
住所 | 〒869-5135 熊本県八代市日奈久中町315 |
電話番号 | 0965-38-0336 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
溢れる日奈久愛、こころのふるさと。
また、もちろん観光地としてもいいところと思いますが、住んでいる人間同士のつながり、当たり前のように温かさがあること、それは住んでいた人間だからこそわかることでもあり、そして日奈久を出てみないとそれがどんなに貴重なことなのかなかなかわからないことでもあると思います。
私自身、もともと日奈久はいいところと思っていましたが日奈久から出たときに実際に実感として感じたものは、自分の予想をはるかに超えたもので、あ~やっぱすごいなぁ日奈久と思わされた経験があります。それなので、今も(県内には住んでいますが、日奈久には普段いません)1か月~数か月に1度程度は日奈久に行っています。その時は散歩をすることも多いです。
学生時代に通学していた道の近くになってくると切ないような苦しいような何とも言いようのない気持ちになってきます。自分にとって思い出の詰まった場所…先日も日奈久に行って通学路付近を歩いていました。
そしたら!「あるもの」を発見してしまったのです!その「あるもの」とは…モン!モン!モン!、「くまモン」です!そう、日奈久ではここ数年で、くまモンがかなり存在感を増してきているようです。至る所であの癒し系フェイスを見かけます。
工芸の作り手と直接話せる美術展
くまモンを発見した場所から歩いて数分のところにある「日奈久ゆめ倉庫」ここは日奈久観光交流施設でイベント毎などで使用される場所です。この日は美術展が行われていました。
美術展には地元の人の作品が展示されていて、絵や置き物などいろいろありました。その中でも特に私はひょうたんが瓶の中に入っている飾りのシリーズが気になって仕方ありませんでした。というのも、明らかに瓶の口よりも大きなひょうたんがどうやって瓶の中に入ったのだろうと不思議で、その場に製作者がおられたので「これ、どうやってこの中に入れたんですか?」と尋ねてみました。
すると、「それはね、もともと小さいものをその時点で瓶の中に入れておき、そこから(既に瓶に入った状態でその中で)大きくなるんだよ」と教えてくれました。瓶の中で大きくなるひょうたんを想像するとなんだか少し面白かったです。
製作者の方が自分にも小さなひょうたんのストラップをお土産としてプレゼントしてくれたのですが、可愛らしかったです。久しぶりに地元を訪れ、おじいちゃんおばあちゃんとする会話は安心し、温かな雰囲気とゆっくりした時間が流れているのを感じると、もう10年以上前に自分が暮らしていたころと変わっていなくて嬉しくなります。
スポット名 | 日奈久ゆめ倉庫 |
住所 | 〒869-5135 熊本県八代市日奈久中町516 |
営業時間 | 9:00~22:00 ※但し、施設の利用がない場合は17:30まで |
休館日 | 毎月第3火曜日(休日に当たる場合は次日) ※1月1日~1月3日 |
電話番号 | 0965-38-0267 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | http://www.hinagu-kankou.com/ |
大輪の花火でお出迎えします!
旅行や観光で熊本に来られる方に是非オススメしたいのが、日本全国から花火の技がここぞとばかりに集結する「やつしろ全国花火競技大会」!2023年は10月21日(土)に花火大会があって、写真はその時のものです。
この時期に毎年ある恒例の行事です。花火大会のタイミングで熊本(八代)に来られて1年に1度の「秋の夜空のイルミネーション」を是非肌で味わってほしいです!!本当に素敵で、言葉を失ってしまいます。
花火大会は非常に賑わいますし、当日は人もかなり混み合うことが予想されるので花火を見ようということで八代に来られる方は特に、(日帰りもいいですが)お宿をあらかじめ決めておいて宿泊した方がゆっくりできると思いますし、オススメです。
宿泊先のおすすめは前述した金波楼はもちろん、浜膳旅館もオススメです。日帰りの際は開場600年の歴史のある松の湯がおすすめです!
スポット名 | 浜膳旅館 |
住所 | 〒869-5133 熊本県八代市日奈久中西町379 |
電話番号 | 0965-38-0103 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | https://hamazen.info |
スポット名 | 松の湯 |
住所 | 〒869-5133 熊本県八代市日奈久中西町380 |
営業時間 | 8:30~20:30 |
休館日 | 第二・第四火曜日 |
電話番号 | 0965-38-0573 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | http://matsunoyu.iinaa.net |
大好きな日奈久や八代をこうして紹介でき、嬉しいです。読んでくださった方、心からありがとうございました。是非熊本にお越しください!!
この記事を書いた人
- 熊本県在住の女性ライター。大学だけ福岡だが現在はまた熊本に戻って来ていて、地元が大好き。趣味は音楽鑑賞、読書など。純文学や現代詩が特に好き。