
静岡県の東部に位置し、雄大な富士山の麓に広がる街。
そこが私のふるさと富士宮市です。
年間を通して温暖な気候で、雪も滅多に降らない過ごしやすい街です。
実は首都圏へのアクセスも抜群!
他県の方からは「富士山しかない」というイメージを持たれることが多いものの、観光と暮らし両方で魅力あふれる街なのです。
今回は富士宮市のおすすめスポットを、厳選してご紹介します!
天下の名瀑!「白糸の滝」

まずご紹介させていただくのは、白糸の滝です。
断崖から富士山の雪解け水が湧き出ている美しい滝で、まるで白い絹糸が垂れ下がるような姿がその名の由来だと言われています。
地元民が誇る天下の名瀑で、昭和11年には国の名勝および天然記念物に指定されました。
さらに平成2年には日本の滝百選に選定され、近年は世界文化遺産「富士山」の構成資産にも選ばれています。
天気が良いと、滝に虹のアーチがかかる幻想的な光景をみることができますよ。
休日には県内外から多くの人が訪れる人気スポットで、この日も滝の周りは賑わっていました。
展望台からの眺めも抜群!

滝から石段を5分ほど上った先には、滝を一望できる展望台があります。
天気が良い日は、滝と富士山の絶景を一度に楽しめる絶好のビュースポットです。
先ほどの滝付近に比べると人も少なめで、ゆっくりと景色を楽しめますよ。
龍神がお祀りされる「お鬢水」

展望台近くには、お染め水(おびんみず)と呼ばれる場所があります。
富士山の湧き水が溶岩の窪地に溜まってできた池で、この水は白糸の滝の一部となって流れ落ちています。
この池には、源頼朝が富士の巻狩りの際に、この水面に映った自身の鬢(びん)のほつれを直したという伝説が残されています。
鬢とは頭の左右側面の髪のことで、その行為にちなんでお鬢水という名が付いたそうです。
現在は神泉として竜神が祀られています。
訪れる人も少なく、ひっそりと静まり返った雰囲気です。
敵討ちに協力!?不思議な伝説が残る「音止めの滝」

さて、こちらは白糸の滝のほど近くにある、音止めの滝です。
落差25メートルにもおよぶ大変迫力のある滝で、離れた場所にある展望台まで轟音が響き渡ります。
ラッキーなことに、この日はうっすらと虹を見ることができました。
実は、この音止の滝には、不思議な伝説が残されています。
鎌倉時代に源頼朝が富士の裾野で巻狩りを行った際、曽我兄弟が父の仇である工藤祐経(くどうすけつね)を討ち取るという事件が起きました。
この出来事は日本の三大仇討ちの一つとして現在も語り継がれています。
伝説によれば、兄弟が仇討ちの計画を練るため滝のそばに身を寄せた時、不思議なことに轟々と流れ落ちる滝の音が突如として止んだといいます。
その不思議な出来事にちなんで、「音止の滝」と呼ばれるようになりました。
スポット名 | 白糸の滝 |
住所 | 〒418-0103 静岡県富士宮市上井出273-1 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | 無休 |
電話番号 | 富士宮市観光協会 0544-27-5240 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | https://fujinomiya.gr.jp/guide/170/ |
備考 | 白糸の滝駐車場 9:00~17:00(冬季~16:30) 普通車500円 (105台) バス1000円 (大型10台・マイクロ5台) バイク200円 (10台) |
名だたる武将も信仰した「富士山本宮浅間大社」
次にご紹介するのは、富士山本宮浅間大社です。
富士宮市の市街地に位置する神社で、全国に約1,300社ある浅間神社の総本社です。
ご祭神は木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)。
子宝や安産、縁結びのご利益がある神様として信仰されています。

現在の社殿は、徳川家康の寄進によるものです。
特に御本殿は浅間造りと呼ばれる大変珍しいもので、国の重要文化財に指定されています。
また浅間大社は県内有数の桜の名所として知られており、境内に植えられた約500本の桜はすべて御神木として大切にされています。
美しい朱色の社殿と桜のコントラストは、大変美しいと評判です。
3月下旬から4月上旬の夜間にはライトアップも行われ、夜桜を楽しむことができます。
武田信玄ゆかりの「信玄桜」

拝殿横のしだれ桜にもご注目ください。
「信玄桜」と呼ばれる、武田信玄がお手植えした桜の木の2代目になります。
大きく枝を広げた桜が咲き誇る姿は圧巻です。
かつて境内には、信玄が手植えしたと伝わる7本の桜の木がありました。
現在の信玄桜は、そのうちの1本を接ぎ木したものです。
スポット名 | 富士山本宮浅間大社 |
住所 | 〒418-0067 静岡県富士宮市宮町1-1 |
営業時間 | 4月~9月 5:00~20:00 3月・10月 5:30~19:30 11月~2月 6:00~19:00 |
定休日 | 無休 |
電話番号 | 0544-27-2002 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | http://fuji-hongu.or.jp/sengen/index.html |
富士山についてどれだけ知ってる?「静岡県富士山世界遺産センター」

浅間大社の一の鳥居近くには、静岡県富士山世界遺産センターが建っています。
富士山の歴史や文化を学べる施設で、富士山の世界文化遺産登録を受けて2017年にオープンしました。

建物は逆さ富士を表現しているのだとか。
館内はらせん状のスロープになっており、映像や音声による富士登山を疑似体験できます。最上階の展望ホールからは富士山を望むことができますよ。
観覧料はかかりますが、ぜひ一度は訪れていただきたいスポットです。
また、併設されているミュージアムカフェやショップもオススメ!
こちらは観覧券がなくても利用できる無料スペースで、気軽に立ち寄ることができます。
「ここでしか買えないもの」が多く取り扱われていますので、こちらもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
スポット名 | 静岡県富士山世界遺産センター |
住所 | 〒418-0067 静岡県富士宮市宮町5-12 |
営業時間 | 9:00〜17:00(7〜8月9:00~18:00) ※最終入館は、閉館の30分前 |
定休日 | 毎月第三火曜日、施設点検日 ※第三火曜日が祝日の場合開館、翌日は休館 年末(12月27日~12月31日) |
電話番号 | 0544-21-3776 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | https://mtfuji-whc.jp/ |
@mtfuji_whc_shizuoka | |
X(旧twitter) | @Mtfujiwhc3776 |
静岡県富士山世界遺産センター |
富士宮のグルメを堪能するなら「お宮横丁」

浅間大社からほど近くにあるお宮横丁は、富士宮市のグルメを堪能できる屋外フードコートです。
富士宮やきそばをはじめ、静岡おでんやニジマス、ジェラートなど地元の名産品を一度に楽しむことができます。
連日多くの人で賑わう、人気スポットです。
B-1グランプリ受賞「富士宮やきそば」

富士宮を訪れたら、ぜひ味わっていただきたいのが富士宮やきそばです。
B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」で2度のゴールドグランプリを受賞した、地元が誇る一品です。
今回は、昭和23年創業の老舗「すぎ本」の焼きそばをいただきました。
コシのある麺に特製ソースがからみ、肉かすの旨みとだし粉の香りが絶妙です。
スポット名 | 富士宮やきそば専門店 すぎ本(お宮横丁内) |
住所 | 〒418-0067 静岡県富士宮市宮町4-23 |
営業時間 | 10:00~17:30 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 0544-24-8272 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | http://www.teppanyaki-sugimoto.com/ |

お宮横丁の中央には、富士山の天然水が湧き出る井戸があります。
店舗で食事を注文すると一緒に紙コップがもらえますので、それを利用してお水をいただきます。
富士山の湧水は、バナジウムやミネラルを含んでいるので大変おいしいと評判です。
ぜひ味わってみてください。
ちなみに持ち帰ることもできますが、その際は煮沸してからご利用下さい。
まるでミニチュア富士山!?「富士山ジェラート」

「お宮横丁ぷくいち」では、小豆を使った甘味やスイーツを堪能することができます。
特にオススメなのは、富士山を模したジェラートです。
この可愛さ、反則じゃないですか?
お味については、雪の部分はバニラ、水色の部分の味は日替わりになります。
私の時はヨーグルト味でした!
すっきりした甘さで、とても美味しかったです。
スポット名 | お宮横丁ぷくいち |
住所 | 〒418-0067 静岡県富士宮市宮町4-23 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
電話番号 | 0544-25-2061 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | http://www.puku-ichi.com/ |
X(旧twitter) | @pukuichi |
お宮横丁ぷくいち |
ぜひ富士宮市に遊びに来て!
いかがでしたか?
富士宮市を代表するスポットを、厳選してご紹介しました。
美しい雄大な自然と、歴史ある神社、そして美味しい食事など富士宮市には多くの魅力が満載です。
ぜひ一度、私のふるさと「富士宮市」を訪れてみてください!
この記事を書いた人

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