産まれてから大学を卒業するまで暮らしていた滋賀県東近江市。
暮らしていたころは「生活するのに不便はない、なんの変哲もない田舎町」だと思っていました。
でも外にでて初めて、日常的に見られる自然の景観や、地元の素朴でおいしい食材たちが、どれだけ自分に力をくれていたのかに気づけました。
今回は自然や食をメインにわたしの故郷「東近江」の魅力を紹介したいと思います。
どこまでも広がる田園風景
東近江市ってどこにあるの?
東近江市は滋賀県の南東部にあります。
琵琶湖へとつながる愛知川(えちがわ)・日野川(ひのがわ)が流れていて、その流域の肥沃な土地に美しい田園風景が広がっています。
季節ごとに変わる田んぼの表情に癒される
田んぼは四季を通して景色が変わってそれぞれ味わい深いです。
広い空が映って水鏡のようになる季節が特におすすめ。
田んぼが見える小道を散歩するだけで、清々しい気持ちになります。
青々と育ってきた苗が風になびく姿も、生命力を感じて元気がもらえます。
実った稲穂を見ると、この景色と作物を作ってくれた顔も知らない農家の方たちに、自然と感謝の気持ちが湧きます。
寒い冬には何にもない一面の雪化粧を、ぼーっと眺めて頭を空っぽにできます。
東近江市を車で走れば、車窓からはたいてい田園風景がのぞめるので、季節の色んな表情を楽しんでください。
豊かな文化 運動とお参りでリフレッシュ
デスクワークで凝り固まった体は、適度に体を動かして心拍数をあげてリフレッシュさせてあげたいですね。
また、ただでさえ仕事で頭を酷使しているのに、お休みでもついついスマホを見て、休息になってない。なんてことありませんか?
運動もできて、内省する豊かな時間も持てる、素敵なお参りスポットを2つご紹介します。
- 太郎坊・阿賀神社(太郎坊宮)
- 臨済宗永源寺派 大本山 永源寺
階段を登って勝運の神様へお参りを
地元民からは「太郎坊さん」とも呼ばれて親しまれる赤神山に建つ神社「阿賀神社」
天照皇大神の第一皇子神である勝運の神様をお祀りする、有名なパワースポットです。
聖徳太子、最澄、源義経といった、歴史上の有名人が崇敬したことでも知られています。
現代でもプロスポーツ選手や経営者、政治家など勝負に強く関わる方のお参りが絶えないそうです。
登山口から拝殿まで、約740段の階段をのぼって向かいます。
子どもの頃から初詣といえば太郎坊さんでした。
中学や高校では、運動部が体力づくりのためによくお参りしていたものです。
中腹に駐車場もありますが、運動も兼ねてぜひ登山口から挑戦してほしいですね。
登りきったあとの達成感は最高ですし、適度に汗もかいてリフレッシュできますよ。
スポット名 | 太郎坊・阿賀神社(太郎坊宮) |
住所 | 〒527-0091 滋賀県東近江市小脇町2247 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | なし |
電話番号 | 0748-23-1341 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | http://www.tarobo.sakura.ne.jp/ |
@tarobogu.official | |
X(旧Twitter) | @Tarobogu |
太郎坊宮参集殿 |
大本山永源寺で心静かに手を合わせる
永源寺は滋賀県を代表する紅葉の名所です。
名所だけあって紅葉シーズンは大変な人混みになります。
元気がある時には、「人混みもなんのその!」と足を運んでいただけたら、一見の価値は十分ある場所です。
人混みはちょっと……という方には青紅葉を楽しんでもらいたい。私もそうです。
何でもない土曜日にお参りしたときの写真です。
参拝客もほとんど居なくて、静かでとっても落ち着ける空間でした。
愛知川のせせらぎが聞こえる程静かな場所です。
木漏れ日を満喫できる参道。青紅葉が光に透けて本当に綺麗!
駐車場から10分以上はゆるやかな階段をのぼりますので、歩きやすい靴でいきましょう。
でもやっぱり真っ赤に色づく季節にも行ってみたいですね。
スポット名 | 臨済宗永源寺派 大本山 永源寺 |
住所 | 〒527-0212 滋賀県東近江市永源寺高野町41 |
営業時間 | 月〜木曜日 8:00〜18:30 金〜日曜日 8:00〜20:00 |
定休日 | なし |
入場料 | 500円 |
電話番号 | 0748-27-0016 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | https://eigenji-t.jp |
@eigenji.sightseeing | |
X(旧Twitter) | @LT1PJc8WDq7mKaU |
瑞石山 永源寺 |
田園風景を眺めながら地元の野菜やフルーツを満喫
自然豊かな東近江市には、地元の農産物が豊富にあります。
素材の良さを生かした、食べて癒されるお気に入りのカフェ・レストランを2点ご紹介します。
- ファームキッチン野菜花(のなか)
- ミモザキッチン
”地元”にこだわったレストラン ファームキッチン野菜花(のなか)
ファームキッチン野菜花さんの店内は、一面がガラス張りで自然光が明るく、木材の良い香りがしてなんとも落ち着きます。
ガラスの向こう側にはのどかな田園風景が広がり、愛知川がキラキラとのぞいています。
料理はもちろん地元産の郷土料理(揚げものに使う菜の花油までも地元の特産品です!)
内装の木材も地元産、作り手も地元のお母さんたち。
と、旅人にはうれしいその土地ならではの食事が楽しめます。
話は変わりますが、食いしん坊な私は、疲れを癒す食事を取るのがとても難しいと感じています。
というのも、疲れやストレスを感じている時こそ、「おいしい物が食べたい!」と食べすぎてしまったり、こってりした物ばかりを選んだり。
結局体の負担になってしまうことがよくあります。
でも、野菜花さんの料理は本当の意味で体や心に優しい。
お腹いっぱいたべて満足感もあるけれど、体は軽くて心は満たされるんです。
地元産の旬な野菜のエネルギーを、食事でたっぷりいただけるからだと思うので、ぜひ皆さんにも味わって元気になって欲しいです。
スポット名 | ファームキッチン野菜花 |
住所 | 〒527-0165 滋賀県東近江市小倉町1975-3 |
営業時間 | 11:00〜17:00 |
定休日 | 火曜日 |
電話番号 | 0749-46-1455 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
ケーキもパフェも美しい ミモザキッチン
こちらも地元の食材を使った料理が食べられる、カフェレストラン「ミモザキッチン」さんです。
私のおすすめは季節のパフェ!
見た目も美しくて癒される、地元の旬の果物がたっぷりいただけます。
特産品の愛東メロンを使ったジューシーなパフェ。
見た目だけじゃなくて、パティシエさんが工夫を凝らして作ってくれているので、味も絶品ですよ。
季節によってメニューは異なります。公式サイトやインスタで確認ができますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
季節のパフェは予約が必要な場合もあります。
スポット名 | ミモザキッチン |
住所 | 〒527-0121 滋賀県東近江市小池町543-1 |
営業時間 | 11:00〜18:00 |
定休日 | 金曜日 |
電話番号 | 0749-31-3199 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | https://mimosakitchen.jp/ |
@mimosakitchen.jp | |
Mimosa Kitchen |
お土産におすすめ!きんかん大福 しろ平老舗
地元の和菓子屋さんが作るきんかん大福は東近江に来たら食べて欲しい!
写真はスーパーで買った時のものです。
ジューシーで香り高い金柑と、上品な白あん、そして何と言っても滋賀県産のもち米で作られた羽二重の組み合わせが絶妙なのです。
日持ちはしないけれど本当に美味しいので、自分へのご褒美や大切な人へのお土産におすすめです。
旅が終わったあともほっと一息ついてくださいね。
スポット名 | しろ平老舗 |
住所 | 〒527-0121 滋賀県東近江市小池町543-1 |
営業時間 | 8:30〜18:00 |
定休日 | 木曜日 |
電話番号 | 0749-42-2733 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | https://www.shirohei.com |
@noboru0513 |
離れたからこそよく見える、東近江市の良いところ。
今は離れた場所で暮らしていますが、いつかは帰りたいと思っているわたしの故郷、東近江市をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
正直言って観光地としてはマイナーですが、この記事で少しでも魅力を伝えることができたら嬉しいです。
ぜひ東近江市を訪れていただき、素朴な自然の力で癒やされ、元気をチャージしてください!
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